淡い緑とピンクが重なる、嵐山の目覚めの季節。
冬の間、固く閉じていた紅葉の芽は、3月の終わり頃から少しずつ膨らみ始めます。嵐山の山肌が淡い緑と赤みを帯びた新芽で覆われるこの時期は、紅葉シーズンに次いで私たちが心待ちにする季節です。
4月に入ると、桜と紅葉の若葉が同じ風景の中で共存する、短い期間だけの特別な景色が広がります。渡月橋周辺では桜のピンクと紅葉の緑が重なり合い、水彩画のような柔らかさを見せてくれます。
春の撮影は、朝の光が最も美しい時間帯です。葉の薄さゆえに、逆光で撮影すると葉脈まで透けて見える、繊細な表情を捉えることができます。




